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ブラジルの絵本画家、明星中学高等学校など訪問

「児童文学のノーベル賞」ともいわれる2014年「国際アンデルセン賞」画家賞を受賞したブラジルのホジェル・メロさん(48)が26日、府中市内の学校3校を訪問した。



 メロさんはブラジルの自然や伝承文学、社会問題などを題材に絵本を創作し、世界的に高い評価を得ている。長野県松川村安曇野ちひろ美術館で企画展が行われるのに合わせて、今月来日した。メロさんは「ぜひ学校を訪れたい」と希望。出版関係者が、知り合いの府中市の学校関係者に伝え、訪問が実現した。

 市立府中第一小学校では3年1組33人に、「もしアマゾン川に日本の動物や鳥がいたらどうなるか」というテーマで図工の授業をした。子どもたちは画用紙に、茶色や緑色のアマゾン川や思い思いの生き物を描き込んでいった。メロさんは黒板にアマゾン川にすむイルカや魚の絵を描き、ブラジルの歌を披露した。阿部桃子さん(8)は「空と同じ色のきれいな青色で鳥を描いた。メロさんの絵は上手でびっくりした」と笑顔を見せていた。

 この後、メロさんは蔵書12万冊を誇る明星中学高等学校の図書館を訪問。都立府中高校では美術選択の生徒らに、絵本の制作方法やアートに対する考え方などを解説した。

 メロさんは「美術の大切さを子どもたちに伝えられてうれしい」と述べた。

2014年05月27日 13時17分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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